タイ本国

アンチエイジングや心身疲労におすすめのハーブとは?

世界三大美女の「クレオパトラ」が愛したことで知られる「ローゼル」。古代より「不老長寿の秘薬」と名高く、1964年に開催された東京オリンピックでは出場選手が疲労回復ドリンクとして愛飲した記録があり、現在でもタイでは薬草として扱われています。

そこで今回は、ローゼルについてタイ伝統医療の視点から見た「ローゼル」の歴史や、効果効能について、アバイブーベ財団の最新の研究報告なども交えてご紹介します。ローゼルがなぜ、アンチエイジングにおすすめなのか、さらにオリンピック選手が愛飲した理由とは?など「ローゼル」が持つ様々な魅力もお伝えしていきます。

続きを読む

チャオプラヤアバイブーベ国立病院とは

チャオプラヤアバイブーベ国立病院

チャオプラヤアバイブーベ国立病院財団は、今から110年ほど前、タイ王族のチャオプラヤ・アバイブーベが民の健康を願い、自邸を開放し病院をつくったのが始まりです。

現在では、2500年前スコータイ王朝時代に現代に通用する医療として形成されたと伝えられているタイ伝統医療と西洋医療が融合した最先端の統合医療を実践すると共に、国策によるハーブ研究の中心的機関として日々実践的な研究を行っています。

さらに、病院の敷地には東京ドーム6個分ほどの広大な土地に、ワイルドクラフト(野生)農法のハーブ園があります。このハーブ園では、故プミポン国王によって始められた国家農業支援プロジェクトにより、単一で植えるのではなく多種多様なハーブを植えて雑木林のように育てます。そして、すべて手摘みで収穫するなど、徹底的に手間をかけハーブを育てることで、ハーブ本来の力が十分に引き出しています。

ワイルドクラフト農法の農園

 

ゆえにここで育てられたハーブは「プレミアムオーガニックハーブ」と呼ばれ、そのハーブを贅沢に使用して製造されているのが、「アバイブーベ」の商品なのです。

アバイブーベの商品はすべて、タイにおけるハーブ研究の最高峰である「チャオプラヤアバイブーベ国立病院財団」で開発・製造されています。

バタフライピーとタイの料理

体に嬉しい効能と、美しい色と香りで私たちを魅了するタイのハーブ。どんどん生活の中に取り入れて、ハーブの力を最大限に吸収したいもの。そのヒントを得るため、本場のタイではハーブがどのように使われているか見てみましょう。

tomyamkung

タイではハーブはとても身近な存在で、ごくごく自然に生活の中に組み込まれています。特に顕著なのがタイ料理です。タイ料理の代名詞といえるトムヤムクンには、レモングラス、こぶみかんの葉、カー(タイの生姜)それにパクチーの4種のハーブが欠かせません。あの奥深い味と香りはこれらのハーブの組み合わせで生まれてきているんですね。

kanom

鮮やかな青い色が特徴的なバタフライピーも例外ではありません。バタフライピーの青色をいかした様々な料理に使われています。

たとえば、タイ南部のカオヤムという料理では、バタフライピーの青い汁で炊いた青いご飯を用います。これに様々なハーブやスパイスを混ぜ込んでいただきます。目にも鮮やかで、おもてなしにもぴったりの料理です。また、お菓子の天然の着色料としても使われていて、屋台でも可愛らしい青いお菓子をみかけることがあります。

もし、日本での暮らしの中に取り入れるならば、ゼリーにして爽やかなブルーを楽しむのが手軽でおすすめ。作り方は、お好みの色に出したバタフライピーハーブティに、ハチミツとゼラチンを溶かして冷蔵庫で冷やし固めるだけ。ここにレモン汁を加えれば淡い紫色のゼリーになります。杏仁豆腐やミルクプリンにバタフライピーのゼリーを緩めに作ってかけてもきれいですよ。

皆さんもそれぞれのアイディアでバタフライピーのブルーを活かした料理を作ってみてくださいね。