冬になると、朝なかなか起きられない。しっかり休んだつもりなのに、体が重い。寒くなると外に出るのもおっくうになる。
そんな経験はありませんか?
寒い季節に感じるだるさや疲労感を、一般に「冬バテ」と呼ぶことがあります。
「冬バテってどんな症状?」「寒さで疲れやすくなるのはなぜ?」「冬になると眠いのは自律神経のせい?」「何をすれば改善する?」
冬の不調について調べると、さまざまな説明が見つかります。
結論からいうと、「冬バテ」は独立した医学的な診断名ではありません。冬のだるさや疲れやすさには、寒さだけでなく、睡眠環境、日中の光、身体活動、食事など、複数の要因が関係する場合があります。
そのため、冬バテ対策として大切なのは、特別な食品やハーブを摂ることではなく、生活環境と習慣を見直すことです。
また、冬のだるさや気分の落ち込みが続く場合には、貧血、甲状腺の病気、睡眠障害、うつ病など、別の原因が隠れている可能性もあります。
この記事では、冬バテと呼ばれる不調の特徴や考えられる要因、今日から実践できる9つの対策を詳しく解説します。
さらに、冬に気になりやすい乾燥への対処法や、温かいハーブティーを楽しむ方法も紹介します。
冬の暮らしを少しでも快適にするために、できることから始めてみましょう。
目次
冬バテとは?冬に感じるだるさや疲労感のこと
冬バテとは、冬の時期に感じる疲労感やだるさ、体調のすぐれなさなどを表す一般的な言葉です。
夏の暑さによる食欲低下や疲れを「夏バテ」と呼ぶように、寒い季節の不調を「冬バテ」と表現することがあります。
ただし、冬バテという名前の独立した病気が医学的に確立されているわけではありません。
また、冬に体調が悪くなったからといって、必ず気温や季節の変化だけが原因とは限りません。
冬の不調にはさまざまな背景がある
冬になると、日々の生活環境が変化します。
- 朝晩の冷え込みが強くなる
- 日が昇る時間が遅くなり、日照時間が短くなる
- 寒さで屋外へ出る機会が減る
- 暖房を使う時間が増える
- 室内外の温度差が大きくなる
- 年末年始などで生活リズムが変わる
こうした変化が、睡眠や身体活動、体調の感じ方に関係する場合があります。
そのため、「冬バテを治す方法」をひとつ探すよりも、自分の生活の中で何が変わったのかを確認することが大切です。
冬バテでよく挙げられる症状とは?
冬バテについては、だるさや疲労感をはじめ、さまざまな症状が紹介されています。
ただし、これらは冬バテに特有の症状ではありません。
冬に気になりやすい不調の例
| 症状・悩み | 考えられる背景の例 |
|---|---|
| だるさ・疲れやすさ | 睡眠不足、活動量の変化、体調不良など |
| 朝起きづらい | 睡眠リズム、日中の光、睡眠環境など |
| 眠気が強い | 睡眠不足、睡眠障害、生活リズムの変化など |
| 肩や首のこり | 同じ姿勢が続くこと、身体活動の不足など |
| 手足の冷え | 気温や服装、血流の状態など |
| 肌の乾燥 | 寒い気候、暖房、洗いすぎなど |
| 気分の落ち込み | ストレス、睡眠の問題、精神的な不調など |
| 頭痛・めまい | さまざまな病気や体調の変化が関係する可能性がある |
例えば、疲れやすさと眠気が続いている場合は、睡眠習慣を見直すことが役立つかもしれません。
一方、強い頭痛やめまい、日常生活に支障があるほどのだるさなどは、単なる季節の不調と判断しないことが重要です。
症状がいくつあれば冬バテ?
冬バテについて、症状をいくつか並べたチェックリストを見かけることがあります。
しかし、「3つ以上当てはまれば冬バテ」といった医学的に確立された診断基準はありません。
症状の数だけではなく、いつから続いているのか、どの程度つらいのか、日常生活に影響があるかどうかが大切です。
冬に疲れやすいのはなぜ?考えられる5つの要因
冬に感じる疲労感には、さまざまな要因が考えられます。
その中でも、普段の生活を振り返る際に確認したい5つのポイントを紹介します。
原因1|寒さと室内外の温度差
冬は、外気温が低くなるだけでなく、暖房の効いた室内と屋外で大きな温度差が生じることがあります。
私たちの体には、周囲の温度に応じて体温を調節する仕組みがあります。
体温調節には、自律神経や血管、筋肉などが関係しています。
ただし、寒い場所にいたから自律神経が必ず乱れる、温度差が大きいから疲労物質が大量に蓄積するといった単純な関係が確立されているわけではありません。
寒さを我慢せず、衣服や暖房を利用して適切に過ごすことが大切です。
原因2|日照時間が短くなり、生活リズムが変わる
冬は夏に比べて日照時間が短くなります。
また、朝に起きる時刻が同じでも、起床時に外が暗いことがあります。
光は、私たちの体内時計を調整する重要な手がかりです。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、朝に光を浴びることが睡眠・覚醒のリズムを整えるうえで役立つと説明しています。
特に、朝起きづらいと感じる方は、起床後にカーテンを開け、日中の明るい時間に外へ出る習慣を見直してみましょう。
ただし、日照時間が短いことが、すべての人の疲労や気分の不調の原因になるわけではありません。
原因3|寒さで身体活動が減る
寒い日は、散歩や買い物などで外へ出るのがおっくうになるかもしれません。
また、屋内でも座って過ごす時間が長くなることがあります。
厚生労働省は、健康づくりのために、今より少しでも身体活動を増やし、座りっぱなしの時間を長くしすぎないことを推奨しています。
無理に外で運動する必要はありません。
室内で立ち上がる回数を増やしたり、軽い体操を取り入れたりすることも、生活の中でできる工夫です。
原因4|睡眠環境が合っていない
冬は、寝室が寒すぎる、寝具が冷たい、暖房によって室内が乾燥するといったことがあります。
睡眠環境が快適でないと、寝つきや睡眠の状態に影響する場合があります。
厚生労働省の睡眠に関する情報でも、室温や光、生活習慣を見直すことが紹介されています。
朝起きても疲れが取れた感じがしない場合は、睡眠時間だけでなく、寝室の温度や過ごし方も確認してみましょう。
原因5|食事や水分摂取の習慣が変わる
冬は夏ほど喉の渇きを感じず、飲み物を用意する機会が減る方もいるかもしれません。
また、年末年始のイベントや忙しさによって、食事の時間が不規則になることもあります。
水分や食事の摂り方は、体調管理を考えるうえで重要です。
ただし、疲労感の原因が必ず水分不足や栄養不足とは限らないため、症状が続く場合はほかの原因も確認する必要があります。
冬に疲れやすいと感じたら確認したいこと
| 気になること | 見直すポイント |
|---|---|
| 朝起きづらい | 起床時刻、日中の光、睡眠環境 |
| 外に出なくなった | 歩く時間や座りっぱなしの時間 |
| 体が冷える | 服装、暖房、室温 |
| 喉が渇かない | 普段の水分摂取の状況 |
| 疲れが取れない | 睡眠時間、休息、症状の続く期間 |
冬バテと寒暖差疲労、季節性うつ病の違い
冬に体調が悪くなる理由を調べると、「寒暖差疲労」や「季節性うつ病」という言葉も見つかります。
似た場面で使われることがありますが、意味は異なります。
寒暖差疲労との違い
寒暖差疲労は、気温の変化が大きいときに感じる疲労感や不調を説明する言葉です。
冬バテは、冬の生活環境全体に関連する不調を広く表す言葉として使われます。
例えば、室内外の大きな温度差が気になる場合は寒暖差疲労、冬の睡眠リズムや活動量の変化なども含めて考える場合は冬バテ、というように使い分けられます。
ただし、どちらも症状だけで原因を確定できる独立した病名ではありません。
季節性うつ病との違い
季節性うつ病は、特定の季節にうつ症状が繰り返し現れる状態です。
冬に症状が出るタイプでは、気分の落ち込み、物事への興味の低下、強い疲労感、睡眠や食欲の変化などが現れる場合があります。
米国国立精神衛生研究所(NIMH)や英国NHSでも、冬の季節性うつ病について解説しています。
気分の落ち込みや意欲の低下が続き、日常生活に影響している場合は、単なる冬バテと考えず、医療機関で相談してください。
また、冬の気分の落ち込みをハーブティーだけで改善できるという効果は確認されていません。
3つの言葉を比較
| 言葉 | 主な意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| 冬バテ | 冬に感じる疲労やだるさなどを表す一般的な言葉 | 医学的な診断名ではない |
| 寒暖差疲労 | 温度変化に伴う不調を表す一般的な言葉 | 症状だけで原因は特定できない |
| 季節性うつ病 | 特定の季節にうつ症状が現れる状態 | 診察や適切な治療が必要になる場合がある |
冬バテ対策|今日からできる9つの生活習慣
冬の体調管理を考えるなら、特定の食品や健康法に頼る前に、基本的な生活習慣を確認してみましょう。
ここでは、冬の寒さや生活環境を踏まえ、実践しやすい9つの工夫をご紹介します。
対策1|室温を確認し、寒さを我慢しない
冬の暮らしでまず大切なのが、室内の寒さへの対策です。
厚生労働省の健康情報サイトでは、世界保健機関(WHO)が冬の室温について18℃以上を推奨していることを紹介しています。
室温が低い場合は、暖房や衣服を活用し、寒さを我慢しないようにしましょう。
ただし、18℃はすべての人にとって快適さを保証する温度ではありません。
年齢や健康状態などに応じて、適切な環境を整えてください。
対策2|外出時は脱ぎ着しやすい服装にする
冬でも、日差しのある場所や暖房の効いた室内では暖かく感じることがあります。
厚手の服を一枚着るだけでなく、重ね着で調整できるようにしておくと便利です。
- 外出前に気温と天気予報を確認する
- カーディガンや薄手の上着を活用する
- 必要に応じてマフラーや手袋を用意する
- 暖かい室内では衣服を調整する
着込みすぎて汗をかいたまま寒い場所へ移動しないよう、体感に合わせて調整しましょう。
対策3|朝に光を浴びる習慣をつくる
冬は朝の明るさが夏と異なります。
起きたらカーテンを開け、朝の光を取り入れてみましょう。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、朝の光が体内時計を調整するうえで重要な役割を持つことが紹介されています。
可能であれば、日中の明るい時間に外へ出る機会をつくるのもよいでしょう。
ただし、朝日を浴びればすべての疲労や気分の不調が改善するという意味ではありません。
対策4|起床時刻と睡眠環境を整える
睡眠時間と睡眠による休養感は、体調管理の基本です。
平日と休日で起床時刻が大きく異なる方は、生活リズムを見直してみましょう。
また、冬の寝室では次のようなことを確認するとよいでしょう。
- 部屋が寒すぎないか
- 寝具が体に合っているか
- 照明や騒音が睡眠を妨げていないか
- 寝る直前までスマートフォンを使っていないか
- 夕方以降のカフェイン摂取が多くないか
必要な睡眠時間には個人差があるため、時間の数字だけでなく、日中に眠気が強くないか、休養が取れていると感じるかも大切です。
対策5|座りっぱなしを避け、少しでも体を動かす
寒い日には、つい暖かい部屋で長時間座って過ごしがちです。
厚生労働省は、身体活動や運動について、今より少しでも多く体を動かすことを勧めています。
例えば、室内でできることから始めてみましょう。
- 仕事の区切りに立ち上がる
- 家の中を少し歩く
- 軽い体操をする
- 天候がよい日に散歩する
- 階段を使うなど、普段の動作を工夫する
運動量は、年齢や持病、体調に合わせて調整してください。
強いだるさやめまいがあるときに、無理に運動する必要はありません。
対策6|安全な方法で入浴する
寒い日は、温かいお風呂を楽しみたい方も多いでしょう。
ただし、冬の入浴では、脱衣所と浴室の温度差や、熱いお湯による体への負担に注意が必要です。
政府広報オンラインでは、入浴中の事故を防ぐための目安として、次のことが紹介されています。
- 入浴前に脱衣所や浴室を暖める
- 湯温は41℃以下を目安にする
- 湯船につかる時間は10分までを目安にする
- 浴槽から急に立ち上がらない
- 飲酒後や食後すぐの入浴などを避ける
- 高齢者の入浴時は家族が様子に気を配る
「熱いお風呂に長く入るほど体によい」という考え方は避け、安全に入浴することを優先しましょう。
対策7|バランスのよい食事を心がける
冬は鍋料理や温かいスープなどが楽しみやすい季節です。
こうした料理に、野菜や豆腐、肉、魚などを組み合わせることで、さまざまな食品を摂りやすくなります。
ただし、ネギやショウガなど、特定の食品を食べるだけで冬バテが治るという根拠はありません。
体調管理の基本として、偏りの少ない食事を意識しましょう。
対策8|冬も水分摂取を意識する
冬は、暑い時期ほど喉の渇きを感じないことがあります。
しかし、体に必要な水分は冬でも変わらず重要です。
水やお茶、スープ、ハーブティーなど、好みに合わせて飲み物を選びましょう。
ただし、すべての人に同じ量の水分摂取を勧めることはできません。
必要量は健康状態や体格、食事、活動量などによって異なります。
医師から水分制限を指示されている方は、その指示に従ってください。
対策9|冬の体調と生活習慣を記録する
毎年冬になると体調が気になる方は、日々の状態を簡単に記録してみるのもよいでしょう。
例えば、次のような項目を確認します。
- 睡眠時間と起床時刻
- 日中の外出や運動の有無
- 体調が悪くなった時間帯
- 食欲や気分の変化
- 頭痛やめまいなどの症状
- 室温や寒さの感じ方
記録だけで原因を診断することはできませんが、生活の変化を振り返ったり、受診時に症状を伝えたりする際に役立ちます。
9つの対策を一覧で確認
| 対策 | 今日からできること |
|---|---|
| 室温 | 室温を確認して適切に暖房を使う |
| 服装 | 重ね着で暑さ・寒さに対応する |
| 朝の光 | 起きたらカーテンを開ける |
| 睡眠 | 起床時刻と寝室環境を見直す |
| 運動 | 座りっぱなしを避けて体を動かす |
| 入浴 | 温度差と湯温・入浴時間に注意する |
| 食事 | いろいろな食品を組み合わせる |
| 水分 | 適切な水分摂取を意識する |
| 体調の記録 | 症状や生活の変化を確認する |
朝・昼・夜にできる冬の体調管理
冬の生活習慣を整えるために、一度にすべてを変える必要はありません。
まずは、普段の一日の中に取り入れられる工夫を考えてみましょう。
朝|起床後の光と服装を意識する
朝起きたら、まずカーテンを開けてみましょう。
外出する前には、その日の気温を確認し、衣服を調整します。
朝食や水分摂取も、体調に合わせて無理なく整えましょう。
昼|日中の光と身体活動を意識する
天候がよければ、明るい時間に散歩をするのもよいでしょう。
デスクワークが続く場合は、少し立ち上がって体を動かす時間をつくります。
また、暖房が効いた部屋で過ごしている場合は、適切に水分を摂るようにしましょう。
夜|安全な入浴と睡眠環境を大切にする
夕方から夜にかけて冷え込む日は、帰宅時の寒さに備えましょう。
入浴する場合は、湯温や時間に注意し、脱衣所や浴室の寒さにも気を配ります。
寝室では、寒すぎず、暑すぎない環境を整え、十分な睡眠時間を確保しましょう。
冬の乾燥や肌荒れが気になるときは?
冬の不調として、肌の乾燥も気になることがあります。
寒さや暖房によって、肌が乾燥しやすくなる場合があります。
ただし、肌が乾燥しているから冬バテである、という意味ではありません。
冬はなぜ肌が乾燥しやすい?
英国NHSの医療情報では、寒い気候や暖房、洗いすぎ、刺激の強い洗浄剤などが乾燥肌に関係する要因として紹介されています。
乾燥が気になる場合は、まず次のようなことを見直してみましょう。
- 熱すぎるお湯で長く洗っていないか
- 肌を強くこすっていないか
- 洗浄後に適切な保湿をしているか
- 肌に合わない洗浄剤を使い続けていないか
冬の肌ケアは保湿を基本に
乾燥肌への一般的なケアでは、保湿剤を使うことが大切です。
洗顔や入浴の後は、肌の状態に合った保湿剤を使いましょう。
かゆみや赤み、ひび割れなどが続く場合は、皮膚科で相談してください。
かかとの乾燥が気になる方へ
冬は、かかとの乾燥やガサつきが気になることもあります。
アバイブーベでは、エンブリカエキスやゴツコラエキス、植物由来オイルなどを配合した「フット&ヒールケア」を取り扱っています。
足元の乾燥が気になる方が、保湿ケア用品を選ぶ際の選択肢のひとつです。
ただし、深いひび割れや出血、強い痛み、炎症がある場合は、自己判断で化粧品だけに頼らず医療機関で相談してください。
冬バテが気になるとき、どんな飲み物を選べばよい?
冬は、温かい飲み物が恋しくなる季節です。
コーヒーや紅茶、緑茶、白湯、ハーブティーなど、さまざまな選択肢があります。
飲み物を選ぶときは、健康効果の宣伝だけでなく、味やカフェインの有無、飲む時間帯などを確認しましょう。
温かい飲み物は冬バテに効く?
寒い日に温かい飲み物を用意すると、心地よく感じられることがあります。
しかし、温かい飲み物を飲むだけで、冬バテや自律神経の不調が改善するという十分な科学的根拠は確認されていません。
飲み物は、日常の水分摂取やティータイムを楽しむためのものとして選びましょう。
夕方以降はカフェインを確認する
カフェインは、摂取する時間帯や量によって睡眠に影響する場合があります。
夕方以降の飲み物を見直したい方は、カフェインの有無を確認してみましょう。
ハーブティーにはノンカフェインの商品もありますが、紅茶や緑茶をブレンドした製品ではカフェインが含まれる場合があります。
原材料表示を確認して選ぶことが大切です。
無糖の飲み物を楽しむ方法もある
甘い飲み物を控えたいときは、無糖のお茶を選ぶ方法があります。
ハーブティーには、酸味を楽しむもの、穏やかな風味のもの、香ばしい香りのものなど、さまざまな種類があります。
好みに合う味を見つけることも、飲み物を選ぶ楽しさのひとつです。
ハーブティーで冬バテは改善する?研究と食品の違い
アバイブーベでは、タイで親しまれてきた植物を使ったハーブティーを取り扱っています。
植物によっては、含まれる成分や伝統的な利用について研究されているものもあります。
一方、市販のハーブティーを飲むことで、冬バテ、冷え性、睡眠障害、感染症などが改善するという効果は、商品ごとに確認する必要があります。
植物の成分研究があることと、ハーブティーを飲んだ人への治療効果が証明されていることは同じではありません。
「抗酸化成分があるから疲れが取れる」は本当?
バタフライピーやローゼルなどには、植物の色に関係するポリフェノール類が含まれています。
こうした成分については、抗酸化活性などの研究があります。
しかし、実験で抗酸化活性が確認されたことから、市販のお茶を飲むと冬の疲れが取れると結論づけることはできません。
伝統的なハーブ利用と現代の研究は区別する
タイには、さまざまな植物を食品や飲み物などに利用してきた歴史があります。
植物の使われ方を知ることは、タイの文化を理解するうえでも興味深いものです。
ただし、伝統的に利用されてきたという事実と、現代の医学的な有効性が確立されているということは別です。
ハーブティーは、まず植物本来の色や香り、味を楽しむ飲み物として考えてみましょう。
冬のティータイムに楽しみたい3種類のハーブティー
ここからは、冬の休憩時間に楽しめるアバイブーベのハーブティーを紹介します。
今回選んだのは、ベールフルーツ、バタフライピー、ローゼルの3種類です。
いずれも植物由来の色や香りを楽しめますが、味わいはそれぞれ異なります。
以下は味や香りによる比較であり、冬バテへの効果を比較したものではありません。
3種類のハーブティー比較表
| ハーブティー | 味・香り | こんな好みの方に |
|---|---|---|
| ベールフルーツ | 甘く香ばしい香り、穏やかな風味 | 香ばしいお茶を温かく楽しみたい方 |
| バタフライピー | 穏やかな味、鮮やかな青色 | 色やアレンジを楽しみたい方 |
| ローゼル | 爽やかな酸味、赤い色 | 酸味のある飲み物を楽しみたい方 |
1.ベールフルーツ|甘く香ばしい香りを楽しむ
ベールフルーツは、タイで「マトゥーム」と呼ばれる果実です。
アバイブーベのベールフルーツハーブティーは、甘く香ばしい香りと穏やかな飲み口が特徴です。
強い酸味や苦みが苦手な方にも、味の選択肢として紹介できます。
温かいお茶をゆっくり楽しみたいときに、試してみてはいかがでしょうか。
2.バタフライピー|青い色でティータイムを楽しむ
バタフライピーは、タイで「アンチャン」と呼ばれる青い花です。
乾燥した花にお湯を注ぐと、美しい青色が広がります。
味わいは比較的穏やかで、ほのかに豆を思わせる風味が特徴です。
レモンを加えると青から紫への色の変化も楽しめます。
鮮やかな見た目を楽しみたい方に向いています。
3.ローゼル|爽やかな酸味を楽しむ
ローゼルは、一般にハイビスカスティーの原料として知られる植物です。
赤いがくなどを使ったお茶は、鮮やかなルビーレッドの色が特徴です。
味わいには爽やかな酸味があります。
冬はホットで楽しみ、暖かい日にはアイスにするなど、季節に合わせた飲み方ができます。
冬のティータイムにおすすめの楽しみ方
ハーブティーを楽しむなら、まずは好きな味を選んでみましょう。
香ばしさならベールフルーツ。
青い色を楽しむならバタフライピー。
爽やかな酸味が好きならローゼル。
どのお茶も、味や香りを楽しむための飲み物です。
特定の症状を改善する目的で無理に飲み続ける必要はありません。
ベールフルーツティーの基本の淹れ方
アバイブーベの公式ガイドでは、次の淹れ方が紹介されています。
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| ティーバッグ | 1包 |
| お湯 | 約700mL |
| 湯温 | 95〜98℃ |
| 抽出時間 | 3〜4分 |
- 耐熱ポットにティーバッグを入れます。
- お湯を注ぎます。
- 3〜4分ほど抽出します。
- ティーバッグを取り出し、好みの温度で楽しみます。
抽出量や時間は、味と香りを楽しむための目安です。
冬バテの改善や予防を目的とした摂取量ではありません。
詳しい飲み方やアレンジについては、公式ショップのガイドもご覧ください。
冬のだるさが続くときは医療機関へ
冬になると疲れやすく感じる場合、睡眠や生活習慣の見直しが役立つことがあります。
しかし、だるさや疲労感には、さまざまな病気が関係することもあります。
疲労感が数週間続く場合
英国NHSでは、原因がはっきりしない疲労感が数週間続く場合や、日常生活に影響している場合は、医療機関で相談するよう案内しています。
疲労感には、貧血、甲状腺の病気、糖尿病、睡眠障害などが関係する場合があります。
冬だから仕方ないと我慢せず、必要に応じて内科などで相談しましょう。
気分の落ち込みが続く場合
冬になると気分が落ち込み、普段楽しめていたことに興味が持てなくなる場合があります。
こうした症状が続く場合には、季節性うつ病などの可能性も考えられます。
気分の不調が生活に影響している場合は、医療機関へ相談してください。
急な強い症状がある場合
急激な強い頭痛、胸の痛み、呼吸困難、意識の異常、手足の麻痺などがある場合は、冬バテと考えず、速やかに救急医療につなげてください。
健康状態によって必要な対応は異なりますが、強い症状を自己判断で放置しないことが大切です。
冬バテについてよくある質問
Q. 冬バテとは何ですか?
A. 冬バテとは、冬の時期に感じるだるさや疲れやすさなどを表す一般的な言葉です。
独立した医学的な診断名として確立されているわけではありません。
Q. 冬バテにはどんな症状がありますか?
A. だるさ、疲労感、眠気、頭痛、肩こり、冷え、気分の落ち込みなどが冬の不調として挙げられます。
ただし、これらの症状はさまざまな原因で起こるため、症状だけで冬バテと判断することはできません。
Q. 冬に疲れやすいのはなぜですか?
A. 寒さや日照時間の変化、睡眠環境、身体活動、食事など、複数の要因が関係する場合があります。
原因は人によって異なるため、疲労感が続く場合は医療機関で相談してください。
Q. 冬バテと寒暖差疲労は同じですか?
A. 似た場面で使われることがありますが、意味は完全には同じではありません。
寒暖差疲労は主に気温差に注目した表現で、冬バテは冬の生活環境全体に関連する不調を広く表す言葉です。
Q. 冬バテは自律神経の乱れが原因ですか?
A. 自律神経は体温調節などに関係しますが、冬のだるさや疲れの原因が必ず自律神経の異常であるとはいえません。
睡眠不足や病気など、ほかの原因も考える必要があります。
Q. 冬になると眠くなるのはなぜですか?
A. 睡眠の状態や日中の光、生活リズムなどが関係する場合があります。
ただし、強い眠気には睡眠障害などが関係する可能性もあるため、症状が続く場合は相談してください。
Q. 冬バテ対策には何をすればよいですか?
A. まずは室温や服装を調整し、十分な睡眠と休養を確保しましょう。
あわせて、日中の光、身体活動、食事、水分摂取などを見直すことが大切です。
Q. 冬バテに効く食べ物はありますか?
A. 特定の食品を食べるだけで冬バテが改善するという十分な科学的根拠は確認されていません。
偏りの少ない食事を基本に、体調に合わせて食生活を見直しましょう。
Q. 冬バテに温かい飲み物はおすすめですか?
A. 寒い日に温かい飲み物を心地よく感じることはあります。
ただし、温かい飲み物を飲むことで冬バテが治療できるという効果が確立されているわけではありません。
Q. 冬バテにハーブティーは効果がありますか?
A. 市販のハーブティーを飲むことで冬バテが改善するという十分な臨床的根拠は確認されていません。
ハーブティーは、好きな味や香りを楽しむ飲み物として取り入れましょう。
Q. 冬バテのときに入浴してもよいですか?
A. 体調がよい場合は入浴を楽しめますが、冬は浴室や脱衣所の寒さ、湯温、入浴時間に注意が必要です。
政府広報オンラインでは、湯温41℃以下、入浴時間10分までを目安として紹介しています。
強いめまいや体調不良がある場合は、無理に入浴しないでください。
Q. 冬バテは何日で治りますか?
A. 冬バテは独立した医学的な診断名ではないため、共通する回復期間は示せません。
症状の原因によって異なります。疲労感が数週間続く場合や、日常生活に支障がある場合は医療機関へ相談してください。
まとめ|冬の生活習慣を整え、心地よく過ごそう
冬になると、寒さや生活環境の変化によって、体調が気になることがあります。
そんな不調を「冬バテ」と呼ぶことがありますが、独立した医学的な診断名ではありません。
また、冬のだるさや疲れやすさは、寒さだけでなく、睡眠、日中の光、身体活動、食事など、さまざまな要因が関係する場合があります。
今回のポイントをまとめます。
- 冬バテとは、冬に感じるだるさや疲労感などを表す一般的な言葉
- 冬の不調には寒さ、日照時間、睡眠、活動量などが関係する場合がある
- 室温を確認し、寒さを我慢しないことが大切
- 朝の光や規則的な睡眠、無理のない運動を意識する
- 冬の入浴では脱衣所との温度差や熱いお湯に注意する
- ハーブティーを飲むことで冬バテが治るという効果は確立されていない
- 疲れやだるさが続く場合は、別の病気の可能性も考えて医療機関に相談する
冬を元気に過ごすために、何か特別なことを始めなければならないわけではありません。
朝はカーテンを開けて光を取り入れる。
寒い日は無理をせず暖房を使う。
少し体を動かし、夜はゆっくり休む。
そんな小さな習慣を、毎日の暮らしに取り入れてみましょう。
そして、ほっとひと息つきたいときには、好きな飲み物を用意するのもよいかもしれません。
植物の味や香りを楽しみながら、冬のティータイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。
寒い季節のティータイムに、タイのハーブを。
アバイブーベでは、タイで親しまれてきた植物を使ったシングルハーブティーを取り扱っています。
甘く香ばしいベールフルーツ、青い色が美しいバタフライピー、爽やかな酸味が特徴のローゼル。
植物ごとに異なる味や色を、ホットでもアイスでも楽しめます。
冬バテの改善を目的とするものではありませんが、普段の飲み物とは少し違った一杯を選びたい方は、ぜひ商品情報をご覧ください。
※ハーブティーは食品です。冬バテ、冷え性、不眠、疲労、感染症などの予防・治療効果を保証するものではありません。
参考資料
- 厚生労働省 e-ヘルスネット。快眠と生活習慣。光、運動、入浴と睡眠の関係について。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット。健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023 推奨シート:成人版。日常の身体活動と座位時間について。
- 厚生労働省 健康日本21アクション支援システム。冬を快適に過ごすためのヒント。冬の室温18℃以上の推奨、住環境の工夫について。
- 政府広報オンライン。交通事故死の約3倍?!冬の入浴中の事故に要注意!。安全な入浴のための湯温、入浴時間、浴室と脱衣所の温度差について。
- 厚生労働省 e-ヘルスネット。不眠症。睡眠リズム、光、生活習慣、医療機関での相談について。
- アバイブーベ公式オンラインショップ。ベールフルーツ ハーブティー。原材料、味・香り、商品情報。
- アバイブーベ公式オンラインショップ。バタフライピー ハーブティー。原材料、色、味・香り、商品情報。
- アバイブーベ公式オンラインショップ。ローゼル ハーブティー。原材料、色、味・香り、商品情報。
- アバイブーベ公式オンラインショップ。フット&ヒールケア。製品の配合成分、使用目的、商品情報。
※本記事は冬の生活習慣や体調管理についての一般的な情報を紹介するものであり、医療上の診断・治療に代わるものではありません。

