2016年 9月 の投稿一覧

メディカルハーブ

メディカルハーブの考え方には複数の見解があるため、薬用としての観点だけでは解説できません。

薬として処方されるハーブ、食用として日常に使われるハーブ、ハーブティーもその一種、そして香りの効果を活かすアロマ。

また、タイハーブは2000種以上あると言われながら、効果効能についてはやっと最近になり厚生省機関が研究しています。その一翼を担ているのがチャオプラヤアバイブーベ国立病院です。

日本では、漢方や和薬は文献も多く薬として処方されるようになりましたが、タイハーブはあまりに日常で普通に食され、健康に貢献していました。家庭の医学と言うか、使われ方も多岐に。今その膨大な情報を集め、検証しながらアーカイブ化に取り組んでいます。

その資料は、いずれ近いうちにタイ伝統医療として貴重なタイ王国の財産になるはずです。

最新のアバイブーベから発信されるハーブ医学情報は、温故知新と言えるかもしれません。

タイメディカルハーブは、本来の生活と健康を考えるうえで注目されるべき分野です。

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タイ式医療復興

タイ政府がタイ式医療を復興する6つの理由

1.タイ固有の医療とPHC(Primary Health Care)に関するWHOの政策

2.近代医療にかかる高額費用とヘルスケアにおける自助努力の欠如

3.近代医療の限界性

4.タイ式医療制度の質の向上

5.生薬とタイ式医療の実践が国の経済に与える可能性

6.インドと中国の成功例

 

以上の内容を踏まえ、生薬(ハーブ/動物)原料や土着の医療法を体系化するプロジェクトとして、「生薬発展」による国民の健康に与える重要性を認識し、実施に移しました。

2004年国家政策として位置づけられ、WHOの治験ガイドラインに則した生薬の医学的効用の検査が始まりました。

チャオプラヤアバイブーベ国立病院はその研究機関であり、伝統的な医療法との統合に成功した機関と評されます。また治療に必要なハーブを自前で調達し加工/製品化する能力を持ちます。

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