いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
今回は普段の投稿とは異なり、代表である川上のつぶやきブログとなっております。
「ボラペットシャンプー」の開発秘話や、シャンプー難民の方に支持される理由を、実際に開発に携わり、さらには自身も愛用者である川上ならではの視点でお伝えします。
アバイブーベジャパン株式会社は、創立から11年が経ちます。
そして、私がチャオプラヤアバイブーベに出会っては12年。
ボラペットが変えたわたしの雑談回想録を少々…。
- -目次-
- ① 子供のころから、ハゲる？不安と苦悩
- ② シャンプーオタクとなった私
- ③ 新たな悩みの出現
- ④ ティーツリーシャンプーとの出会いとハーブの「力」成分
- ⑤ 転機！ ～アバイブーベブランドとの出会い～
- ⑥ 日本進出用ボラペットシャンプーの試行錯誤で5年
➀ 子供のころから、ハゲる？不安と苦悩
昔、私の親父は禿げ頭。
昭和の時代は、真ん中のおでこが大きくでるタイプの禿げ頭の親父さんはたくさんいたように思う。
最近、平成？に入ってからかそのタイプの男性はめっきり減った。
混む地下鉄のホームでもほとんど見ない。
「なぜだろう…。」
私は中学生の頃から、親父のように禿げることが心配でしょうがなかった。
父親の戦後の苦労を比べたら、その子供の苦労など知れたもの。
しかし、禿げと苦労の因果関係があるのかはわからない。
（育ててくれた父親にこのようなことを言って申し訳ないが・・・・。）
私はこめかみから段々薄くなる毛を、密かな悩みとして抱えることに。
高校生1年まではガンガンとドライヤーを使って髪を盛り上げ七三に分けていたが、ある時ドライヤーの熱が禿げを促進するという噂を聞き、私の生活でドライヤーは消えた。
どこからの噂か知らないが、長い髪は髪の重さで抜けやすくなると聞き、坊主にすると髪の毛が太くなるとか…。
髪の毛に纏わる話題は今も昔も変わらないくらい情報過多。
そんな中で、私は生まれながらの細い毛の持ち主。その猫毛のような薄毛っぽい感じは、不安を増幅させる。
➁ シャンプーオタクとなった私
当時はエメロンシャンプー全盛期。（若い世代は知らない60年代ヒットシャンプー）
新商品が出れば、必ずお試し…。
シャワランもエッセンシャルも使った。
母は髪の毛は豊富でシャンプーに気を使うことはない。親子は顔が似てるというが、私としては髪の毛が重要な判定だった。
いつの日か母を凌ぐシャンプーオタクと化していた。
そして学生時代の私の髪型は、キメないさらさら頭…河童のような自然の髪型。あだ名も河童。
➂ 新たな悩みの出現
就職してから環境が変わり、髪型はピシッと決める。
服装、髪型の清潔感が初対面の印象を変えるなんてことを教育された。
ジェルもムースも使った。
20代後半の頃から、頭皮に痒みが出るようになった。
すぐさま、メリットシャンプーを使用。
すると、痒みは治まりしばらくは問題なし。
しかし頭皮は、長期に使う化学系成分に拒否反応を示しだす。
するとある時から、痒みが増し、ふけが出だす羽目に。
そうなるとスカルプ系シャンプーを探し、床屋でも勧められるものをお試し…。
その新しい製品の1本は使い切って、2本目くらいが我慢の限界。
しばらく落ち着き、しばらくすると痒みの繰り返し。
これは、禿げを心配するどころではない密かで深刻な悩みが生まれた。
想えば今で言う「シャンプー難民」だったと思う。
➃ ティーツリーシャンプーとの出会いとハーブの「力」成分
ある時、イギリスのブランドB社のショップでハーブのティーツリーオイルを使ったシャンプーを見つけ、試しに使ってみた。
頭皮を清潔に保ち、免疫力活性を促すハーブ。
ん？どこか違う…頭皮が軽い。トラブルがない。自然のいい香り。
２年３年と使い続けた。
髪の毛ばっちり。頭皮は快調。パーマもかけた。
この時からハーブに関心を持つようになった。
ハーブと化学成分の違いは面白ように納得できた。
化学成分は、症状に対して対処する療法を主とする考えに対して
ハーブは、自己治癒力を活かす補助的な役割を果たす。
ハーブの主成分によっては、添加する化学成分を相当減らせる。
しかし、事件が起きた…ブランドB社がなんとそのティーツリーシャンプーを製造中止にしたのだ。
「メーカーの勝手だ！」と言っても、メーカーも生き残ることを考えると効率主義だ。
下手な価値論は弱小消費からは通用しない。
同ブランドで代わる商品を紹介されても合わない…困った…。
他のメーカーのティーツリーシャンプーを探しては見るものの、B社のシャンプーのようなものとは出会えない。大きな違いはB社のシャンプーに使われているのは単一ハーブ（ティーツリー）が主成分であること。含有量は表記されないが主成分と言える量は大切。
ハーブのチカラは、ミックスでは発揮されない。
ハーブは1本の植物として、自然界に必要なそれぞれの役割と「力」成分を持っている。
色々あるハーブの良いとこ取りミックスは、イメージだけであって自然の恵みに恩恵を受けることはできない。
➄ 転機！ ～アバイブーベブランドとの出会い～
たかがシャンプー、しかしシャンプーは必須…探し続けること数年が経った。
そして2008年に大きな転機が来た。
私の仕事柄、チャオプラヤアバイブーベ国立病院財団の日本でのアンテナショップ開業依頼が舞い込む。
タイで生まれたアバイブーベブランドの日本進出である。
それまで、他人（企業）のフトコロで仕事する職業だった。
仕事の喜びは、クライアントの人柄で半減する。
自分の人生で、メーカーになれるチャンスがあるのだろうかと思っていた。
「ものつくり」には生命を支える価値と喜びがある。
…いやいや、まとめていうとかっこいい一言になってしまうが、色々複雑な苦労があるとして、それはそれ。
早々に、タイのプラチンブリ県にある本社チャオプラヤアバイブーベ国立病院財団を訪問。
なんと、タイ伝統医学に基づくオーガニックハーブ商品が国民のために約120アイテムが既にあるではないか…。
全てはハーブの効果効能を活かした製品。
財団敷地として、完全無農薬農場東京ドーム6個分が3ヶ所、GMP認定製薬工場と製品工場を所有し、一般向けSPAやカフェもある。
早々にこのブランドに飛び込んだ。
そして44社の中から私達が日本支社としての契約を得た。
初めてのアバイブーベ財団メンバーとの会食では、日本人を前にするスタッフから興味津々に質問が飛び交う。中でも印象的な質問は、日本の食物自給率の低さ（40％）で何を食べているのかと聞かれた。タイはすべての食材が高品質で自給（140％）できる農業大国であることを学んだ。
そして、タイ伝統医療は2500年続くタイ独自のハーブによる医療で、医学として国家資格の地位を形成している。
世界で西洋医学と伝統医学が同じ地位で共存している国は、タイだけ。
ここでは、ハーブの面白さにのめり込む。しかしその様は省略…。初めて知ることばかりで驚きと感動体験のブランド作りが始まった。
さて、シャンプーの話。
ここで、ボラペットというハーブのシャンプー/コンディショナーに出会う。
ボラペットハーブは、タイ国民が昔から頭皮のためのハーブと言い伝えられてきて、それが製品になった。
これが凄い。このハーブは効く！ 私の悩みを消し去った。
頭皮が健康になる感覚、髪がしっかりする感触が数日で実感できた。
頭皮の話なんて重病と違い、たわいもない話と言われるかも知れない。
…だから大きな声で言う必要もないが、一気に悩みが消えて内心ほくそ笑んだと言っておこう。
このハーブの正体は？
今やボラペットは世界で注目されるハーブの一つでもある。
⑥ 日本進出用ボラペットシャンプーの試行錯誤で5年
そこで当然、このボラペットシャンプー/コンディショナーを日本の企画にする試行錯誤が始まる。
日本の薬機法、厚生省の審査など…どうせクリアするなら、最高品質製品にして日本デビューをしようということになった。アバイブーベの博士等と長いやり取りが始まる。
成分全てにわたる考え方は、ハーブ大国としての威厳も含め私にとってとても勉強になった。
ハーブの含有量はボトルの1/3を占め、単一ハーブのチカラを最大限に生かす製品。
ヘアケア製品として最高のバランスを創り出すために、試作販売期も含め5年かかった。
途中、東北大震災の時には挫折も考えたが、試作品を使い続けていただくお客様がいた。
日本専用販売のボラペットシャンプー/コンディショナーの満足度は、元はと言えばハーブのチカラ。
ボラペット特有の成分、アデノシンが凄い働きを示す。
アデノシンは、身体の部分で最も汗ばむ（油質）頭部の毛根を清潔に保ち、さらに活性化させるチカラを持つ天然成分。自身の頭皮と毛根のチカラを引き出すと言っていい。
ボラペットシャンプー/コンディショナーは頭皮、育毛、細毛…ノンシリコンなのにハリ、コシ、ツヤ等とヘアケアの心配を一掃する製品として自信作。
香りは、天然ラベンダーオイル。これも好評。
自称「シャンプー難民」の方もこの製品のリピーターになっていただける。
さてさて、62歳になる私の髪は…
３０年通う理髪店のホタテさん（本名）からは、昔から細い髪だけどフサフサで本数はそんなに！？変わっていない…と言われることに、度々自己満足。
これも、ボラペットハーブのおかげ様です…。
最後にひとこと
チャオプラヤアバイブーベ国立病院財団の心得は「with the wisdom of herbal heritage」ハーブの智慧とともに…を信念としてタイ伝統医学に基づくハーブ研究に挑んでいる。
人のためのハーブとして効果のイメージを商品化するのではなく、ハーブが人の命を育む恩恵を製品にする。これがわかるのに、長い歳月をかけてしまった。
アバイブーベジャパン代表
川上隆弘
日本へアバイブーベを紹介して11年。
「いつも、全力・全開・全速力」
