スタッフ上田の「タイに住み、タイに学ぶ」第1回 微笑みの国タイに魅せられて

アバイブーベのスタッフは、全員タイが大好き!長期滞在や留学経験者も多いのですが、この春からタイに2回の留学経験があるタイ通女子がスタッフに加わりました。そこで今回から、帰国後もタイ語のブラッシュアップに余念がない彼女とタイの出会いから、留学事情など、住んでいたからこそわかる様々な情報をお届けいたします。

第一回は「微笑みの国 タイに魅せられて」。彼女がタイに魅せられたきっかけとは?アバイブーベとの出会いは?そしてタイの人々から学んだ大切なこととは?タイに魅せられた方なら共感できる点がたくさんあるのではないでしょうか。タイに住み、タイに学ぶきっかけとなった出来事をご一読ください。

-目次-

  • アバイブーベとの出会い

    皆様、こんにちは。そして、初めまして!今年の春から新たにスタッフに加わりました、アバイブーベジャパンの上田です。これからどうぞよろしくお願いいたします。今回は、ご挨拶を兼ねて、私がアバイブーベに出会うきっかけとなったタイ留学の経緯や、タイが好きな理由をお届けいたします。最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

     私がアバイブーベと出会ったのは、高校2年生の時。交換留学生としてタイにいた際、ホームステイ先のホストマザーが石鹸を使っていて、紹介してくれたことがきっかけでした。日本帰国後は、アバイブーベの製品を使う機会がありませんでしたが、大学2年生の時に新宿マルイのアバイブーベ直営店で再会!いつか自分も働く側になりたいと思うようになり、その後タイのチュラロンコン大学に留学しました。そして、ご縁があって今に至ります。

    アメリカ、日本、そしてタイへ

     私の生まれは日本ですが、幼少期はアメリカのニューヨーク州で過ごしていました。地元の現地校に通いながら、様々な肌や髪の色、そして宗教信仰や異なる家庭環境を持った同級生たちとともに授業を受け、議論やプロジェクト制作を行ううちに、一人一人が持つ文化的背景が個人の価値観を形成する大事な要素だと学びました。

     約4年間のアメリカ生活を終え、私は中学校1年生の秋に日本に帰国し、中高一貫の女子校に編入しました。しかし、協調性を大切にする日本の学校生活は過ごしづらいもので、新しい学校の同級生からは、「上田さんって日本人じゃないみたい。」と言われたものです。アメリカの学校では日本人として見られていた自分にとって、ほぼ見た目が同じの人から外国人のようと言われたのは驚きました。そして、私は日本人だけど価値観にアメリカの影響があることを実感し、今後自分自身についてどう説明すれば良いのかと悩むようになったのです。

    そんな悩みを解決するきっかけとなったのが、タイ留学です。きっかけは、日本とアメリカ以外の環境に飛び込むことで、より自分自身を知れるのではないかという気持ちがあり、中学校3年生の時に異文化サマーキャンプに参加したことでした。世界中から集まった留学生の中でも、特に仲の良かったタイからの留学生に「あなたタイっぽいね」と言われたことがきっかけとなって、自分自身を知るための選択肢の一つとしてタイで学ぶのもいいかもしれない、と考えるようになったのです。

     家でタイについて調べると、「微笑みの国」と必ず出てきました。何故、タイは「微笑みの国」と呼ばれているのか、その由来を知ってみたいと思い、高校2年生の時に1度目のタイ留学を決意。それから、私はすっかりタイのことが大好きになっていったのです。

    タイへの訪問者を受け入れるバンコク スワンナプーム国際空港。サンスクリット語で「黄金の土地」の意味を持つ

    1回目のタイ留学

     最初の留学先は、バンコクのビクトリーモニュメントからバスで15分のディンデーン地区でした。ホストファミリーは、父、母、兄、妹、母方の叔母、従姉妹の7人家族。お酒と料理が好きなパパには、よくタイの食材を紹介してもらい、働き者のママには仕事場に連れて行ってもらいました。日本のアニメやコスプレ文化が好きな妹とその友達とは、一緒にコスプレイベントに参加したり、寡黙な叔母には掃除や料理を教えてもらったり、従姉妹にはタイ語を教えてもらいました。そして、毎朝一緒に托鉢をし、毎月仏の日にはお寺に参拝しに行くなど、本当の家族一員として迎え入れてくれたのです。今も交流は続いていて、改めて大学時代にタイに留学した際にはホストファミリーの家に何度も遊びに行ったり、なにかあるごとにプレゼントを送ったりといった関係が続いています。
     
    初めての留学は、パヤタイ地区の公立学校に通いました。タイの学校では、小学校卒業後は6学年制の中高一貫校に入学するのが一般的です。(なんと全校生徒3000人以上!) そのため、クラスの生徒数も多く、私は52人目のクラスメイトとして日本語学科に入りました。それまでは、多くても20人程度のクラスにいた自分にとって、登校初日はあまりの人数の多さにびっくりしました。それでも次第にクラスメイトとして学校行事に一緒に取り組む中でタイ会話力も上がり、話す内容も広がっていきました。

    約1年間の留学を通じて感じたのは、タイが「微笑みの国」と呼ばれるのは、にこにこして人懐っこいタイ人の性格に由来するものだということです。実は、留学して最初の数ヶ月だけ、日本人だからアニメやコスプレが好きだろうと思われることが多く、なんとなく抵抗がありました。でも、笑顔でアニメについて話しかけてくるので、悪気がないことは感じていました。一つの側面からだけで判断されるのは、不本意ですが、私自身も無意識のうちに同じことをしていることに気づき、自分もタイ人のような柔軟性が必要だと学びになりました。

    そういえば、タイ人の友人に「微笑みの国には、『本心を笑顔で隠している』という意味もあるんだよ」と、ブラックジョークの一つでもあることを教えてもらったことがあります。留学中、私の拙いタイ語を理解できなくても気を遣って笑顔でいたのかな?と思いましたが、それでも「微笑み」が留学中の私に取っては助けになっていたのです。特に言葉がわからず不安でいっぱいだった時は、周りが笑顔であることで、仲良くなるきっかけになります。タイのパパには、「笑っていると悪いことが起きない」と教わったとき、「確かに、笑顔があることで、一緒にいる自分も相手も「自分らしく」過ごすことができる」ということを実感しました。
    高校卒業後はクラスメイト全員と再会することは難しくなりましたが、タイに行った際には連絡を取ってご飯に行っています。

    学校でクラスメイトとともに。今も交流は続いている

    タイで感じた過ごしやすさ

    実際にタイで暮らしてみると、学校でマイノリティー(LGBTQIA+やチャレンジドなど)への差別がないこと、ボランティア活動が盛んで学校帰りに高校生でも募金をすること、托鉢などの習慣から、それらの背景には仏教が日々の生活に浸透していることなどが、肌で感じることができます。このような習慣は、もともとは仏教の教えに従い、たくさんの徳を積もうということだったかもしれません。それが今や自然と生活の一部となり、だれもが笑顔で過ごすことができる空気を作り出したのではないかと思います。そして、自分にも他者にも過ごしやすいタイの空気感が大好きになりました。

    托鉢の品々。タイでは仏教が日々の生活に浸透しているため、寄付やボランティアも盛んにおこなわれている

    「微笑みの国」タイに行ったことで、自分らしさを表現する一つの方法としての「笑顔」を学びました。笑顔を忘れずに他の人に対して優しくありたい、と成長させてくれたタイという国と、タイの人々が私は大好きです。今まで生きてきた人生の中で一番濃い1年間を送りましたが、全てを知ることはできません。タイの知らない部分を知るために、大学時代にもう一度留学したお話は、別の回でご紹介しますね。

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