ハーブのタンニンの働きを知ったら、タンニン事ではない・・・・。

こんにちは、アバイブーベジャパンです。今回は代表の川上より、ちょっと洒落の効いたタイトルでお届けします。

テーマはハーブティーに含まれている成分「タンニン」です。なぜ、この記事を書こうと思ったか、実は先日アバイブーベのハーブティーを飲んだお客様からのご感想を、取扱店さま経由でお聞きしたことがきっかけです。

「お腹がゴロゴロした」

ハーブティーを飲んだ後に現れたというこの症状。身体に合わなかったから?と、もしかしたらご不安に思われたかも知れませんが、実は「タンニン」による好転反応なのです。

アバイブーベのハーブティーにも含まれる「タンニン」の働き、深く知れば知るほどとても魅力的、そしてタンニン事ではないと感じるはず…!?ハーブの品種ごとの特徴についてももちろんですが、どのハーブティーにも含まれる「タンニン」についても、是非注目してください。

「お腹ゴロゴロ」はなぜ起こるのでしょうか??

研究が続けられている「タンニン」

植物にはもともとタンニンが含まれています。お茶ではカテキンと言い、ワインではポリフェノール、因みに柿では柿渋と言われ、科学的定義は違うようですが大ざっぱにいうと働きは同じです。特に、お茶に含まれるタンニンついては、研究が進んでおり、健康に良い効能、その効果に期待を寄せる報告がたくさん挙げられています。そのため「緑茶」をはじめとしたお茶は、健康食品としても注目されています。しかし、まだまだ様々な分野で研究し続けられているのが現状です。そんな、注目成分の「タンニン」。今回は、現在までの研究で明らかになっているタンニンの4つの効果・作用に着目してみたいと思います。

①抗菌効果

「タンニン」は体に有害となる細菌やウイルスなどを殺菌、解毒する作用があると、いくつもの研究チームから結果報告が挙げられています。抗菌効果あるとされているのは、コレラ菌、赤痢菌、チフス菌、呼吸器に感染する百日咳菌、肺炎マイコプラズマ、食中毒を起こす腸炎ビブリオ、サルモネラ、黄色ブドウ球菌などに対してです。また、胃十二指腸潰瘍の原因菌とされるヘリコバクター・ピロリ、近年騒がれた腸管出血性大腸菌O157、さらに多くの抗生物質が効かないと言われるMRSA、ペニシリン耐性肺炎球菌などに対しても同様の効果を示すと言われています。

このため「タンニン」は食中毒の予防に効果的である言われたり、風邪やインフルエンザの予防にも効果が期待されています。インフルエンザンの感染に関しては試験管内実験だけでなく、動物実験や臨床実験でも、そのウイルスの感染を阻止することが明らかになり、そして抗体と同じようにウイルスの感染を阻止することが判明しています。風邪の予防に関してはお茶でうがいをすると効果があると聞いたことはありませんか?それはカテキン(タンニン)の殺菌作用で菌を殺し、収れん作用で傷ついたノドの粘膜を保護するからだと言われています。

②抗酸化作用

タンニンは活性酸素を抑制して抗酸化作用があると報告されています。活性酸素は体の機能を低下させて老化を促したり、生活習慣病の原因になるものです。しかし活性酸素は悪いことばかりをする物質ではありません。体内に侵入してきた細菌やウィルスを防御する役目もあります。ただし活性酸素が体内で多量に産生されると正常な細胞などを攻撃してしまうのです。

通常体内では活性酸素の発生を上手に調整してくれる物質があります。この物質を抗酸化物質といい、活性酸素を抑制する作用を抗酸化作用といいます。上手に体内でこの調整が行われればよいのですが、有害物質の多い環境では抗酸化物質の産生が追いつかないとか、また抗酸化作用も加齢とともに弱まってしまうため、抗酸化物質を多く含む食品を摂取する必要があり、タンニンはその作用があるとの研究が注目されています。

抗酸化作用は体の様々な臓器や組織の老化防止に効果的に作用してくれると言われています。たとえば加齢によっておこる老人性白内障に効果的であるとか、肌の老化を防止しシミを消したりシワになりにくい効果があります。そのほか脳の老化防止にも効果的だと言われます。タンニンの抗酸化作用は血管の老化も予防するので動脈硬化や脳梗塞の予防にも効果的だと発表されています。

老化の原因には様々な化学物質や紫外線なども関係しています。そして化学物質や紫外線などは体細胞を傷つけることがあり、そのため老化だけではなく、様々な病気の原因、とくに細胞ががん化してしまう恐れもあると言われ、体細胞の損傷は、健康体では普通修復されていきますが、損傷の程度が大きいと修復しきれないこともあります。

近年、タンニンは紫外線や化学物質による細胞の損傷とその修復に重要な役割を果たしていることが明らかになったとの研究結果が発表されました。

また様々ながんに対して発がん性物質の生成を抑制することなど、動物実験や疫学データなどから多くの研究チームがその成果を発表しています。

③腸内の悪玉菌を抑制する作用

腸内にはビフィズス菌のような善玉菌と、大腸菌・ウエルシュ菌などのような悪玉菌があります。二つのバランスが崩れ悪玉菌が増えると便秘や下痢を起こします。タンニンは、善玉菌を増やし、便秘の予防効果が期待されています。整腸作用のある食品には乳酸菌飲料・オリゴ糖・食物繊維などが挙げられますが、タンニンにも同様な効果が期待されています。

「お腹ゴロゴロ」は、この整腸作用が働いたと考えられます。

④抗アレルギー作用

タンニンには優れた抗アレルギー作用があると言われます。研究チームの実験によると、お茶で換算すると10杯分のタンニンを摂取するとアレルギーを半分に抑えられたと報告されています。アレルギー反応が出ている時は体内にヒスタミンという物質が多く排出されるのですが、タンニンがヒスタミンの増加を抑制する働きがあるのでアレルギーの予防に効果的だと言われています。

 

ここまで大きく4点、タンニンの効果についてご紹介しました。タンニンには様々な働きがありますが、「お腹ゴロゴロ」はその中のひとつ「整腸作用」によるものです。お腹ゴロゴロで不安に思われたお客様にも、安心して飲んで大丈夫ですとお伝えしました。

アバイブーベジャパンでは5種類のハーブティーを販売しております。全てのハーブティーにタンニンが含まれていますし、それぞれの味、とても綺麗な色が特徴です。是非、お楽しみください。

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